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Georgia Tech Online Master of Science in Computer Scienceに進学します

2023-09-10

Admission

Photo Credit: Shogo Nakano

ジョージア工科大学コンピューターサイエンス修士課程に2024年春から進学することになりました。 完全オンラインで修士課程を修了することができるOMSCS(Online Master of Science in Computer Science)のプログラムに参加する予定です。完全オンラインでも、卒業するとオフラインで通った学生と同じ学位を取得することが可能です。

なぜ大学院に行くのか

先日までUoPeopleでコンピューターサイエンスを学んでいましたが、そこでの学びは1つ1つの分野を深く学ぶものというより、コンピューターの仕組みの全体像を浅く広く学び、興味がある分野を見つけつつ、より深く知る必要が出た時のために頭の中にインデックスをはるためのものでした。そのため、物足りなさがあり大学院でも学んでみたいと考えています。

また、学位が欲しいというのも大きな理由の一つです。学位が欲しい理由はいくつかありました。

  • 海外のビザが欲しくなった際に有利に働くことが多い
  • 海外の企業で働きたくなった際に有利に働くことが多い
  • 自身でビジネスを始めたくなった際に採用等で多少有利に働きそう
  • 自分はコンピューターサイエンスのバックグラウンドおよびそれに相当する経験もないのでコンプレックスを早めに解消したい

大学院に行った際に失うものはほとんどなく、あるとしても他のことに使えたかもしれない可処分時間が減るぐらいです。UoPeopleを卒業してしばらく経ちますが、自分は可処分時間が増えても100%有意義に使うことはできないということが分かったので、可処分時間が減るということは自分にとっては大したデメリットになりませんでした。

なぜGeorgia Techを選んだのか

アメリカの大学&&オンラインで完結できる&&費用が安い&&大学としての権威がある という条件で考えるとGeorgia Techになりました。

様々な大学院の比較については、各大学のホームページ以外に先人たちのブログなどを大いに参考にさせて頂きました。

出願準備

出願準備の準備

大学の卒業時期を考えると、2024年春入学の出願に照準を合わせることになったので、直前までは出願準備をするための準備として様々な先輩方が書いた記事等読ませて頂きました。参考にさせて頂いた記事のリンクを貼らせて頂きます。有益な情報をまとめてくださった皆さん本当にありがとうございます。

ジョージア工科大学のコンピュータサイエンス修士課程に進学します

ジョージア工科大学に合格するまでの572時間29分02秒

文系学部卒でも無条件で不合格にならないアメリカのオンラインコンピューターサイエンス修士コースを調べ、出願校を決めた

文系学部卒からGeorgia Techコンピューターサイエンス修士課程への闘争

リモートでアメリカの大学院に通い始めた

何を準備すべきかがわかるだけでなく、自分のモチベーションを上げるためにもとてもよかったです。

ただし、出願要項は年によって変化があるので、あくまでも大学のホームページを確認するのを忘れないようにするべきです。

各種書類用意

出願の際にはこれまでに通った大学全ての成績証明書、卒業証明書などの提出が求められます。日本の大学に通っていた場合には英語の成績証明書や卒業証明書も必要になるので、早めに準備を行わないと出願に間に合わなくなる可能性があります。自分も船便にかかる時間を甘くみており、100ドルぐらい余分に支払って何とか間に合った書類などありギリギリでした。

WES(World Education Service) という機関が各国の大学における成績をアメリカ基準の成績に変換するサービスを提供しており、私は日本の大学の成績をWESで変換した上で提出を行いました。日本の成績の場合、WESに依頼するとGPAが向上することが多いようなので、あまり良くない成績を取ってしまった場合には費用はかかりますが活用を検討するといいと思います。私の場合、GPAが卒業した大学計算のものよりも0.8程度上がりました。

IELTSスコア取得

私はTOEFLではなくIELTSでスコア取得を狙うことにしました。あまり深い理由はなく、大学の時に受けたTOEFLにあまりいい思い出がなく、かつIELTSの方がTOEFLより簡単だったという話を家族から聞いたのでIELTSを選択しました。

IELTSを選択した場合、Overall7.5, Reading6.5以上, Listening6.5以上, Speaking6.5以上, Writing5.5以上を取得する必要があります。自分の場合、トータル3回試験を受けて3回目でやっと要件を満たすことができました。

自分にとってはSpeaking6.5以上を満たすことが一番難しく苦戦しました。IELTSでは「子供のしつけは誰が責任を持つべきだと思う?」「いい友達とはどんな友達?」など、普段考えたことがないと日本語ですら回答に詰まるような質問がたびたび出されます。そのため、点数を稼ぐためには英語力以上に今まで考えたことがないトピックでもイディオムを散りばめ、主張が通った発言をそれなりの長さですることができる力をつけることが重要でした。

そこで、1回目の試験を受けた後に、DMM英会話のネイティブ講師と毎日25分英会話ができるコースに申し込み1ヶ月強ほぼ毎日レッスンを受けました。DMM英会話ではIELTS対策ができる講師が何人か在籍していたので、それらの講師から気に入った人を見つけて、IELTSスピーキング対策をひたすら行いました。850分レッスンを受けた後の試験で合格ラインの点数を取ることができました。

実は、3回目の最終的に合格最低点を超えた試験でのスコアは、最初の採点時にはスピーキングが6.0で最低ラインをクリアすることができていませんでした。しかし、試験を受けた際の感触から6.0ではないだろうという感触があったので、再採点を申請し、再採点後7.0にスコアが変更になり何とか最低点の6.5を超えることができました。IELTSでは、スコアが不服な場合に再採点を申し込むことができます。2023年9月10日現在再採点には15,000円かかりますが、再採点の結果スコアが変更になった場合には全額返金されます。何回か試験を受けて、過去の結果を持っているとそのスコアを取得した際の手応えと別の試験の手応えを比較することができるようになると思うので、スコアがおかしいと思った際には再採点を依頼してみるのも一つの手です。

推薦状依頼

推薦状は合計3通必要でした。1枚をUoPeopleの教授、2枚を現職で一緒に働いたことがあるチームリーダー2人に書いて頂きました。

UoPeopleの教授からの推薦状は、自分が大学院で専攻したい分野に近い且ついい成績を収めた授業の教授に依頼しました。複数名に依頼して推薦状を書いてもらったのですが、どの教授もどう依頼しても全く同じフォーマットの非常に簡潔な推薦状しか書いてもらえなかったです。教授の1人に聞いてみたところ、大学指定のフォーマットが存在するらしく、推薦状は基本的にそのフォーマットに合わせて書くことになっているらしいです。他の学生の投稿などを探してみると、もっといい推薦状を書いてもらうことができた学生も存在しそうでしたが、それにはもう少し頑張って教授との関係性を築く必要があったようです。推薦状の内容が薄く心配だったため、募集要項にある最低1枚はアカデミックからの推薦状を用意すること。という要件を無視することも少し考えましたが結局1枚はUoPeopleの教授が書いてくださった推薦状を利用することにしました。

現職で一緒に働いたことがあるチームリーダーの方には推薦状の書き方(分量、構成、期限)、考慮して頂きたいポイントなどをまとめてGoogle Docsで共有し、まずは日本語で推薦状を書いて頂きました。それを私が英語に翻訳し、最終的に本人確認して頂き内容齟齬がないか確認した上でフォームから提出して頂きました。推薦状の書き方は大学のホームページの他に、Graduation Admissions Essaysを参考にしてチームリーダーの方々に共有しました。

推薦状を書いてくださった皆さんには本当に感謝しています。

出願フォーム記載

出願フォームでは数十の質問が設けられており、それらに回答していく必要があります。犯罪歴がないか、軍に従事していたことがあるかといった簡単な質問から、職務履歴、実務で経験したCS関連の仕事、大学院で学びたい理由など、少し考えながら書く必要があるものまで様々な設問がありました。

少しずつフォームを埋めていくこともできるので、締め切りより早めにフォームを開き、設問を確認した上で少しずつ内容を練っていくのがいいかと思います。

Statement of Purposeに当たる内容の質問もこのフォームの中に含まれており、別途エッセイを用意する必要はありませんでした。